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ザ・ライフ・カムパニイのテーマ

かって「カルメンの悲劇」というピーター・ブルックの舞台があった。

カルメンに恋をしたホセは獄に繋がれていたカルメンを逃してあげる。

しかし、ホセはそれが上官にばれて自ら獄に入れられた。

一人になった彼は、カルメンを慕い、彼女からもらった一輪のバラの花を懐から出して「花の歌」を歌いはじめる。

オケの前奏が始まりホセが歌い始めると、ホセの恋する心情が直接にこちらに入ってきて心を打つのである。まるで自分が恋をしているかのように。それは、舞台を観ているという次元ではない。

フランス語のわからない我われの心にホセの感情の世界が湧いてきたのである。言語や人種や時代を超えて、同じ人間同士の心の深いところまで、伝わってくる表現である。

 

これはAIやITが生み出せない創造ではないかと思う。生の人間が生み出した、いま心臓の鼓動を感じている生きている世界である。

ここに時代を超えた普遍的な芸術創造を見るのである。

この世界はどうやって生み出されてきたのであろうか。

 

人は人によって人になると言われている。

これからの時代は、バーチャル文化が主流になる時代である。人とダミーの出会いである。一面、人と人との出逢いが少なくなり、人間的なものが希薄化してくのではないかと思うのである。もっとひと的なものに出会いたい。

 

その問いかけへの展望は、どこかにあるのであろうか。

自らの心臓の鼓動に問いかけてみたい。生のあまりにもひと的なものに触れたとき、私の中の脈は生命を蘇らせ、息づいた鼓動を打ち始める思いがするのである。

そして、私も生身の生きている人であることを感じるのである。

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​代表 かぶきひさお
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